医療機関・介護施設におすすめのオンライン研修
インターネットを用いたオンライン研修の有用性は多くの方が知る通りです。eラーニングをパソコンやスマートフォンから利用した事のある方もいるかと思います。
WEBの活用が一般的になって来た矢先に起こった世界的なウイルス感染症の広がりにより、リモートワークやオンライン会議など、新しい仕事の形が提案、実行されています。そしてまた、教育分野でもオンライン研修の有用性が再認識されています。
これからの新しい形のeラーニングを含め、主に医療機関や介護施設においても親和性の高いオンライン研修についてお話します。
オンライン研修のメリット
リモートワークや在宅勤務といった勤務体系自体を変化させる流れもありますが、医療機関の業務内容を考えると全ての業務に適用する事は難しいと思います。
しかし勤務場所を問わずに研修や勉強の出来る環境を整える事は、医療機関や介護施設にとっても大きなメリットではあります。

様々なオンラインツールの活用が求められるようになり、多くのWEBアプリケーションが登場しています。
オンライン研修を扱う企業や製品も多くある中、某国立病院においても採用されているという理由で、「株式会社アイリック」を参考にして話を進めましょう。
医療機関・介護施設専門アイリックのeラーニング
まずオンライン研修に求められるものは、医学的な知識だけではなく多岐に渡る知識、そしてそれらを網羅している教材の豊富さが挙げられるでしょう。
情報の標準化規格だけではなく、医療情報を取り扱う上で職員に求められる個人情報に関する知識を習得する事もできるのは魅力の一つかと思います。
もちろん医学的な知識や技能もオンライン研修で受講する事ができるので、例えば感染症予防に関する研修なども広く網羅されています。

オンラインの特性を踏まえると、新規に配属された職員に対しても感染症へのリスクを軽減した上で、自宅などで研修が受講できる事は大きなメリットと言えるでしょう。
不規則な時間帯の勤務や当直勤務なども発生する職員まで受講者の対象として考えた場合、時間帯を問わずに受講できる点もオンライン研修の可能性を広げています。

これからのオンライン研修の可能性
昨今のウイルス感染症に伴って、医師や医療従事者を含めた症例検討会の定期開催も難しくなってきました。
なるべく参加人数を減らす事が正しい感染症対策として認識されている現状、会議室で大人数が集まってのミーティングも難しいと言えます。

既存のオンライン研修では予め製作者側で研修内容が組まれている物を利用する事が一般的ではありますが、利用者側がオリジナルの研修をカスタマイズ出来る事は選定の基準になるかもしれません。
パワーポイントで作成した資料をアップロードするなど、簡易的な操作によってオリジナル研修を制作可能な部分も評価できる点でしょう。
実際にオリジナル研修を用いてどのような事が実現可能でしょうか。
参考までに医療機関における研修の形を例示します。
1.医局説明会の事前説明として活用
各診療科における医局説明会の事前説明にオンライン研修を利用するケースです。
zoomやskypeを用いた医局説明会を開催する場合にも、予めパワーポイント資料をアップロードしておくことにより、情報の共有と疑問点の炙り出しができるので、より有意義に限られた時間を使用する事ができるでしょう。

2.治験のスタートアップミーティングでの活用
同じく、治験のスタートアップミーティングに使用するケースも考えられます。
治験の概要説明には医局や看護部、薬剤部、検査部など多岐に渡る職員が集合する必要があります。
しかしオリジナル研修を用いる事で、実際のミーティングには最少人数の参加者に留める事ができるだけではなく、繰り返し担当者が勉強をする事も可能になります。

このようにオンライン研修のシステムは新しい形を提供し続けています。
新たな研修を容易にカスタマイズできる事は幅広い業務に応用できる可能性がありますので、非常に重宝される機能だと言えるのではないでしょうか。
まとめ
本稿では参考として、株式会社アイリックのeラーニングを使用した場合のオンライン研修のメリットについて話を進めてきましたが、数あるオンライン研修の中でも非常に扱いやすくメリットが大きい製品として考えられます。

オンライン研修の有用性は広く知られていましたが、昨今の事情によりその有用性が更に認識される事になったと思います。
これからも更に研修内容の充実、利用方法の拡充が期待できる分野と言えます。